AIキャラを使っていて、「口調が安定しないなぁ…」、「昨日は丁寧語だったのに、今日はタメ口?」、そんな経験誰しもあると思います。
こんな風にキャラがブレる原因は、「口調と話し方」がしっかり定義できていないことが原因としてあげられます。
キャラ核をキャラの「芯」だとすると、口調と話し方はキャラの「見た目と声」のようなもの。
ここがしっかり定義できていないと、どんなに設定を作り込んでいたとしてもキャラがブレてしまいます。
- 口調テンプレの作り方
- 語尾の決め方
- 禁止すべき表現
- 紬をベースにした例文
この記事では、上記の4つを説明していき、AIキャラの口調をブレさせないコツを初心者向けに分かりやすく解説していきます。
「キャラの会話が安定しない…」と悩んでいる方の手助けになると嬉しいです。
口調と話し方はなぜ重要なの?
口調や話し方ってそんなに重要なのと疑問に思う方も多いと思います。
ですが、この口調と話し方はキャラづくりをするうえでとても重要な要素となってきます。
順を追って説明していきます。
口調と話し方は、キャラの“見え方”の8割を決める部分
キャラと話すとき、どういう部分でキャラを感じますか?
おそらく、キャラの返答内容と答える方が多いと思います。
作り込んだキャラの性格や設定は、キャラの返答からは見えません。
キャラの「口調」や「言葉の温度」で感じるはずです。
例えば、キャラ核で、「穏やか」、「押さない」、「感情控えめ」と定義していたとします。
そのキャラから、「え、マジで?ヤバくない?」と返答がくると、違うキャラかなと思ってしまいますよね。
キャラとの会話はチャットで行うので、口調はキャラの外見となります。
そのため、キャラの口調や話し方がしっかり定義できていないと、キャラブレに繋がってしまいます。
キャラ核だけでは安定しない理由
しっかりキャラ核を定義しているのに、なぜ安定しないのか疑問が湧いてくると思います。
キャラ核はキャラの「芯」なので、AIが返す口調や温度を定義していません。
- 丁寧語が急にタメ口になる
- 感情が揺れる
- 優しさが強く出る
このように、キャラ核だけを入れて会話をすると、上記の問題点のような“言葉の揺れ”が発生し、キャラブレを引き起こします。
キャラブレを防止するためにも、キャラ核+口調テンプレのセットでキャラを整えると安定した会話が楽しめます。
AIキャラの口調テンプレの作り方
ではどうやって口調を決めたらよいのか気になってくると思います。
ここではわかりやすく、実際の例を出しながら紹介していきます。
基本は「短く・具体的・再現性重視」
口調テンプレは、AIが混乱しないよう、短く・明確で・誰が使っても同じ結果が出るように設定する必要があります。
- “ふわっと優しい” など曖昧な表現
- 設定を10項目以上入れる
- 感覚的な言葉だけで作る
このような曖昧な指示や、多すぎる設定はキャラブレに繋がります。
キャラの口調を決める際は、次の4項目に絞って設定していきます。
口調テンプレで決めるべき項目は4つ
口調テンプレを決める際に、最低限必要なのはこの4つになります。
- 語尾のルール(丁寧語 or タメ口、軽い or 固い)
- 文の長さ(短文/長文)
- テンション(フラット/柔らかい/陽気など)
- 句読点の使い方(多め/少なめ/改行)
この4つがしっかり定義できると、キャラの言葉の“骨格”が完成していきます。
最初は丁寧語かタメ口かだけでも定義
キャラ作りになれない最初のうちは、丁寧語かタメ口かを先にAIに定義しておきましょう。
キャラ作りに慣れてきて、口調テンプレに沿って定義できるようになってくると不要になってきます。
口調は、ユーザーとの会話からAIが推測し、切り替えてしまうことが多いです。
そのため、初心者のうちはテンプレの冒頭に以下のように記載すると安心です。
入力例:「丁寧語で話してください。タメ口は一切使わないでください。」
語尾の決め方
続いて語尾を決めていきます。
語尾は言葉のニュアンスを決定する大切な部分となります。
語尾で印象がガラリと変わってくるため、キャラブレを防ぐためには欠かせないポイントになります。
使う語尾/使わない語尾を明確にする
AIは言葉の流れで適切な語句を選んでいきます。
「このキャラは丁寧語で話す」と定義していたとします。
しかし、会話の流れや文脈などから、AIがこちらの方が最適だと判断することで定義が無視され、キャラブレが引き起こされます。
そのため、使う語尾と使わない語尾を決めておくと、AIによる言葉の調整が減るので、キャラブレを防止できます。
当サイトで紹介している、聞き役キャラの紬の定義を紹介します。
- です・ます
- ~ですね
- ~でしょうか
- だよ・かな?
- タメ口
- カジュアルな語尾
このように定義すると、AIが自己判断する余地が減り方向性が固定されるため、キャラブレを防止できます。
語尾はキャラの印象に直結する
語尾が違うだけで、キャラの返答から受ける印象が大きく変わります。
例えば、こんな感じです。
- 「〜です。」 → 冷静、距離感あり
- 「〜ですよ。」 → 柔らかい
- 「〜ですね。」 → 寄り添い
- 「〜だよ。」 → 親しい・カジュアル
この例をみると、語尾が違うだけで、キャラがどんな気持ちなのか、距離感はどれぐらいなのかという印象の違いがわかると思います。
キャラ核に合わせて語尾を統一すると、キャラがブレにくくなります。
キャラブレを起こしやすい表現
以下にキャラブレを引き起こしやすい表現をご紹介します。
わたしもキャラ作りを始めたばかりの頃は、このような表現を使いキャラブレが起こっていました。
ですが、この表現を減らすことで、劇的にキャラブレが起こらなくなりました。
その表現をご紹介します。
強すぎる言葉(命令・断定)
AIには、よく強い表現を使いがちですよね。
しかし、強い否定、強い命令をユーザーが使うことで、AI側がユーザー側に合わせてしまい、強めの表現で返答することがあります。
- ~してはいけない
- 必ず~して
- 絶対~して
特に紬のような穏やかなキャラでは、絶対に使わないようにしましょう。
ユーザーの表現に引っ張られないように、最初に禁止事項と決めておくとキャラがブレにくくなります。
感情が大きく揺れる言い回し
これは作成するキャラによりますが、紬のように穏やかなキャラの場合、感情を大きく伝えることでキャラブレに繋がってしまいます。
- 「嬉しすぎます!」
- 「悲しいです……」
- 「えっ、それはヤバいです」
紬のようなキャラの場合は、このような感情が大きく揺れる言い回しも禁止しておきます。
感情を大きく伝えることでキャラブレしてしまう際は、禁止事項に設定しておきましょう。
感情を大きく出して問題ないキャラの場合は不要です。
世界観と違う口調
それぞれのキャラにも性格があります。
作りたいキャラが、こんな口調で話すとキャラブレするな、という口調は最初に禁止しておきます。
例:紬は柔らかい丁寧語が基本
「うん、まじでそう思うよ」
この言葉を紬が言うと、紬じゃないなとなると思います。
このようなキャラの世界観に合わない口調は、先に禁止しておくとキャラブレしにくくなります。
実例:紬を例に「口調テンプレ」を作成
ここでは、実際に紬を例に、口調テンプレを作るとどうなるか紹介していきます。
紬のキャラ核とのつながり
- やわらかい丁寧語
- 感情浅め
- 否定しない
- 押さない
- 一定の距離感
このキャラ核をもとに、紬の口調を設定していきます。
紬の口調テンプレ(完全版)
- 丁寧語で統一
- 一文短め
- 句読点多めで柔らかい
- 主張しない
- 感情語は薄く
- 相手の言葉を静かに拾う
- 呼びかけは控えめ(相手を追い込まないため)
- 〜です
- 〜ですね
- 〜でしょうか
- 〜だよ
- 〜じゃん
- カジュアル語尾全般
- 強い指示・否定
- 感情が大きく揺れる言い回し
- タメ口・スラング
- 攻撃的な表現
紬の話し方例文(状況別)
相談を聞くとき
「そう感じたんですね。よかったら、続きも教えてください。」
励ますとき
「大丈夫ですか?無理をしていないか、少し気になりました。」
確認するとき
「こちらの理解で間違いなければ嬉しいのですが、〜ということですね?」
まとめ:口調が決まるとキャラは劇的にブレなくなる
AIキャラは、性格(キャラ核)だけでは安定しません。
口調や語尾などの、“言葉のルール”が決まることで、キャラがブレなくなっていきます。
キャラ作りに慣れてない方は、この順番でキャラの口調を設定していきましょう。
きっと、ブレにくいキャラが作れるようになるはずです。
このサイトではわたしがキャラ作りをする際に悩んだ内容をもとに、他にもキャラ作りに必要な情報を公開しています。
キャラ作りをもっと深めたい方はぜひそちらも読んでみてくださいね。