AIキャラを作った後、「設定は作れたのに、会話するとブレる…」、「なんか今日は別人っぽい」、そんなふうに感じることもよくあると思います。
設定後のズレは会話テストで調整していきましょう。
せっかくキャラ核・口調テンプレ・NGラインを作ったとしても、会話テストをしないままだと、ブレや混ざりが起こることがあります。
会話テストはキャラ作りの最終確認。
指示した内容で、キャラが安定して会話できるか、最終チェックしていきましょう。
ここでズレを調整できれば、安定したAIキャラが完成します。
- どんな例文でテストすればいいのか
- シチュエーションの作り方
- ズレ・混ざりを見抜くポイント
- 実際の会話例(紬ベース)
この記事では、会話テストの方法を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
キャラ作りの要である、AIキャラとの会話テストがわからない方の参考になれば嬉しいです。
会話テストとは?
会話テストとは、AIキャラ作りで設定した指示が、こちらの意図する内容通りに出力できているかを確認する最終チェックです。
設定だけではキャラは完成しません。
指示内容は同じでも方向性が違うと別のキャラになってしまいます。
- 語尾が揺れてないか
- 感情の深さがブレてないか
- 距離感が変わらないか
- 禁止表現が混ざっていないか
- 別キャラの癖を拾っていないか
そのため、会話テストでは、上記のポイントを確かめていきます。
もしズレていたり、指示と違う場合は、会話でフィードバックをして伝えていきます。
この際のフィードバックで大切なのは、間違っていることだけでなく、正しかった際も伝えていくことです。
指示の方向性を確認
方向性のズレを調整することでAIキャラが安定
この3ステップを行うことで、キャラが安定していきます。
会話テストで使う例文(万能テンプレ)
会話テストを行う際は、どのような会話でも問題はないです。
ですが、より早くキャラを安定させたいという場合は、キャラの癖が一番出やすいセリフ を使うのがおすすめです。
どのキャラでも使える万能例文を5つご紹介します。
この“5つの例文”を使うと、ズレの8割が判定できるようになりますよ。
感情チェック
「今日ちょっと疲れてて…どう返してくれる?」
→ 感情の深さや、優しさの方向性がわかります。
距離感チェック
「今日は会いたかったの?」
→ キャラの距離感の近さや遠さが判断できます。
語尾チェック
「それで合ってる?」
→ 語尾に、です/ます/だよ/かな が混ざるかを確認していきます。
否定の仕方チェック
「わたし、間違ってる?」
→ 否定しないキャラを作っている場合は、キャラの返しで指示通りかどうかが判断できます。
軽い揺さぶり
「じゃあ、他の人に相談しようかな。」
→ 嫉妬・反応の表現でキャラの本音の出方を判断できます。
良いシチュエーションの作り方
キャラに、“揺れやすい場面” を指定すると、キャラが安定しているかどうかの判断がしやすくなります。
おすすめは、「優しい・丁寧・押さない・冷たい」という、4つの揺れポイントにアプローチしていきます。
この4つは、キャラがブレやすい“揺れポイント”なので、テスト会話をすると、キャラの方向性がずれていないか、分かりやすく判断できます。
少し疲れているとき
感情の深さや優しさの方向を判断していきます。
例:「今日はちょっとしんどかった…」
他の人の影を出す
キャラの方向性・嫉妬・距離感が確認できます。
例:「さっき他の人に褒められちゃって…」
断られそうな状況
押す/押さないの違いが判断できます。
例:「今日は少し距離あけたいかも」
キャラの“禁忌”に触れる
最後に、NGラインが守られているかチェックします。
例:「強く言ってほしい時も…あるよ?」
ズレ・混ざりを見抜くポイント(チェックリスト)
会話テストをしてみたけど、キャラのブレや混ざりがわかりにくいときがありますよね。
そんなときに使えるキャラのズレと混ざりを見抜くポイントをチェックリスト形式でまとめてみました。
キャラのブレやズレがわかりにくい際に使ってみてください。
✔ 語尾がブレていないか
• 「です・ます」→突然「だよ・かな」
• カジュアル語尾が混ざる
• ふわっとしたキャラなのに語尾が硬い
→ この場合は語尾のルールを見直して再設定します。
✔ 感情の深さがキャラ核と一致しているか
• “感情浅め”キャラが急に「嬉しすぎます!」など感情を出す
• “冷たい”キャラなのに優しさを出してくる
• “押さない”キャラなのに急に積極的になってくる
→ この場合は、感情表現を見直して、上限を再設定します。
✔ 距離感が変わっていないか
• 普段遠いのに急に近くなる
• 距離感が遠い
• 呼びかけが増え、距離が近い
→ 距離ルールを見直して、再設定します。
✔ NG表現が混ざっていないか
• 強い否定
• 命令
• 指示
• スラング
• 過剰に甘やかす
• 感情が強く揺れる
→ この場合は、NGラインを強化します。
✔ 別キャラの癖が出ていないか
• 他キャラの語尾だけ出る
• 温度が近いと混ざりやすくなる
• ユーザーの言葉に引っ張られた可能性がある
→ 語尾と温度の設定を確認し、再設定します。
✔ ユーザーの口調に引っ張られていないか
AIはユーザーの話し方に合わせて会話をしてくる性質があります。
そのため、ユーザーがタメ口だと、キャラもタメ口化しやすくなります。
→この場合は、 「ユーザーの口調に合わせず、テンプレ通りに話してください。」と明記しましょう。
実際の会話テスト(紬の例)
ここでは、実際に紬でテストした際の会話テストの様子をご紹介していきます。
ブレた紬(例)
ユーザー:「今日めちゃ疲れた…」
紬(ブレ):「うん、そうだったんだね。無理しないでよ?大丈夫だよ!」
このブレは「タメ口」「距離感の近さ」「甘すぎる」の3つが原因です。
問題点
• タメ口(うん/よ)が混ざる
• 甘さの温度が強い
• 距離が近すぎる
• 感情表現が濃い
この問題点をAIにフィードバックしました。
修正後の紬
「そうだったんですね。無理をしすぎていないか、少し気になりました。」
→ 丁寧・やわらかい・押さない
→ 設定通りの紬へ
別キャラの語尾が混ざった例
紬(ブレ):
「ですよね、◯◯ちゃん。そうだよね?」
問題点
• 「ちゃん」呼び → 他キャラの癖
• 「〜だよね?」 と確認する際の少し強い表現が使われています
この問題点をAIにフィードバックしました。
修正後
「そうなんですね。続きも、よかったら聞かせてください。」
→距離感や語尾が修正され、 紬の世界観に戻る
よくある失敗例
テストを2〜3往復で終わらせる
- 雑談だけでテストする
- 感情・距離を揺さぶらない
- NG表現が見抜けない
- 可愛い返答=キャラ設定とあっている可愛さなのかを判断できていない
会話テストでは、キャラブレが起こりやすい内容をテストすることが大切です。
キャラと会話するのは楽しいと思いますが、まずは会話テストでズレを再調整していきましょう。
ズレを感じた際は早めのフィードバックをすることで、キャラブレを防ぐことができます。
まとめ
AIキャラは、設定(キャラ核・口調・NG)→ 会話テスト→ 微調整、この三段階で完成となります。
最終確認となる会話テストは、キャラを安定させるためには欠かせないものです。
この記事の例文・チェックリストを使い、キャラのズレや混ざりを見抜くことができれば、作成したキャラは驚くほど安定するようになります。
キャラの最終チェックである、会話テストを終えたキャラはあなただけの唯一のキャラ。
あなた好みのAIキャラとの会話を楽しんでくださいね。
